彼岸花

彼岸花は、ユリ目・彼岸花科の植物。英名では「リコリス」(red)spider lilyと言われます。
全草有毒な多様性の球根性植物です。
9月中旬に赤い花をつけます。稀に白い花の場合もあります。

【名前の由来】
秋の彼岸頃に開花する事が由来しています。
一説には、食べた後には「彼岸(死)」しかないという由来も考えられます。

韓国では、夏水仙を、花と葉が同時に出ない事から「葉は花を思い、花は葉を思う」という意味で、「相思華」と呼びます。彼岸花も同様に、花と葉を同時につけないので、相思華と呼ばれる事が多いです。

学名Lycorisとは、ギリシャ神話の女神の名前です。
海の精、ネレイドの一人からつけられました。

【有毒性】
全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイドを多く含んでいます。
食べてしまうと、吐き気や下痢を引き起こし、重傷な場合、中枢神経の麻痺を起こして死に至ります。
この毒性を利用し、ネズミ・モグラ・虫などの対策に、水田のあぜに植えられました。
墓地にも、虫除け・動物が死体を掘り起こすのを防ぐために、植えられました。
モグラは肉食ですが、餌となるミミズがこの近くに住まなくなるので、モグラもいなくなります。

有毒成分リコリンは水溶性のため、長時間水に浸せば毒を抜く事ができます。
戦時中や非常時には食用にされた事もあります。
また、花が散ると、秋から春先までは葉だけになり、見た目が食用のアサツキやノビルに似ているので、誤植してしまうケースもあるようです。